エントリー受付中!5月7日締め切り

About

Wings for Life World Run:走れない人たちのために

Wings for Life World Runは、モスクワ空港で乗り継ぎ便を待っている間に思いついたシンプルで魅力的なあるアイディアから始まりました。「世界中の人たちが一斉に走れたら?」 − 世界中の人たちが同日、同時刻にスタートし、最後まで残ったランナーが優勝するワールドラン。しかしそれは可能なのでしょうか? 答えはイエスでした。

その実現に動いたのが、脊髄損傷治療研究のための国際的な非営利団体Wings for LifeのCEOアニタ・ゲルハーターでした。Wings for Life World Runは2年間の準備期間を経て実現されましたが、当初のアイディアに多少の工夫が追加されました。センサーを装備したキャッチャーカーです。その名前の通りランナーを追いかけるこの車の存在により、Wings for Life World Runはフィニッシュラインに向かって走る代わりに、フィニッシュラインが追いかけてくるレースとなりました。

新たな試み

レースのコンセプトが固まったことで、実現に向けてキャッチャーカーが最優先事項になりました。世界各国の何万人ものランナーたちの順位をフェアに決めるための完全に新しいトラッキングテクノロジーが必要になった他、レースを確実に終わらせるために、キャッチャーカーは最後のランナーが残るまで特定のインターバルで加速していくというルールが決められました。

 

グローバルなランニングイベント

2014年5月4日、タイムキーパー、テクニカルスタッフ、コミュニケーションスタッフ、メディアスタッフが緊張の面持ちでオーストリア・シュピールベルクに設置されたグローバル・レースコントロールに集合しました。2年間の準備期間を経て迎えたレース当日、スタートの号砲がなるまでの時間はこれまでになく長くて静かなものに感じられました。問題なくスタートできるのだろうか? − 全員に不安が募りました。

しかし、号砲が鳴るとレースは笑顔で溢れました。グローバル・レースコントロールには様々なデータ、画像、ストーリーが次々と届きました。5km地点で全レースを通じて初めてキャッチャーカーに捕まったフランス・エンヌボンの男性ランナー、ピンクの衣装で踊りながら走り続けレースを盛り上げたオーストリアの女性ランナー、そしてオーストラリア、南アフリカ、カナダ、ポーランドでSNSを駆使して情報をシェアしながら走ったチームランナーまで、この日は個々が存分に楽しんだ1日となりました。

Wings for Life World Runは企画当初から「できる限り多くのランナーが同時に走ること」を目的としていました。よって、2015年には当日会場で走れない人たちのためにWings for Life World Runのアプリ内にどこからでもレースに参加できるSelfie Runを用意しました。その結果、北極圏からカナダの大草原まで、世界中の人たちが走れない人たちのために走り、F1ドライバーのダニエル・リカルドもモナコから単独で参加。12.56kmを走りました。

また、会場で実際に走った各界著名人もいました。英国シルバーストンでは元F1ドライバーのマーク・ウェバーが、スロベニアのリュブリャナでは同国のボルト・パホル大統領が、そしてドバイではUAEのアブドゥラジーズ・トゥルキ・アル・ファイサル王子が参加しました。

 

ハイライトはフィニッシュ

しかし、多くのランナーにとってのハイライトは、キャッチャーカーに抜かれてレース終了となった瞬間でした。元F1ドライバーのデイヴィッド・クルサードや、パリ・ダカールラリーの王者マーク・コマ、そしてRed Bull Stratosのベースジャンパー、フェリックス・バウムガルトナーなど、著名人がドライバーを担当していたキャッチャーカーに励まされながらレースを終えることほど素晴らしい瞬間はありませんでした。

 

過去の成績と実績

Wings for Life World Runの初代女子グローバルチャンピオンは、54.79kmを走った、当時18歳のノルウェー出身のランナー、エリーセ・モルヴィクさんでした。そしてその後も男子のレースは続き、南アフリカのエリック・ングバネさん、イタリアのジョルジョ・カルカテッラさん、米国のマイケル・ワーディアンさんなどのウルトラランナーたちがしのぎを削りましたが、最終的にはレマワク・ケテマさんがペルー出身のレミジオ・キスペさんとの接戦を制して男子グローバルチャンピオンに輝きました。ケテマさんは2015年も連覇しています。また、2015年はスウェーデンのアーロン・アンデルソンさんが車いすランナーとして初のナショナルチャンピオンに輝きました。

Wings for Life World Runは過去2年の開催で、計40カ所を13万6677人のランナーが走り、脊髄損傷の治療研究の資金として700万ユーロ(約9億1000万円)を集めました。

 

未来へ向かって

Wings for Life World Runは開催以来、予想以上の形で急成長を続けている有機的なイベントです。その目的は、世界中の人たちに「走れない人たちのために」走ってもらうことにあります。ランナーがひとり増えれば、脊髄損傷の治療法の発見に向けてまた1歩近づくことになるからです。

グローバルパートナー
BF GoodrichPUMA
ローカルパートナー
cerezoYANMARLED LENSERTAG Heuer滋賀トヨペットTOYODA TRIKEAWA走るひと疾走プレイリスト