日本から再び世界チャンピオン登場

2016年05月09日

日本から再び世界チャンピオン登場

世界33か国の34会場で同時にスタートするランニング・イベントWings for Life World Runが日本時間の5月8日(日)20時に始まりました。本イベントは脊髄損傷治療法の発見に取り組む研究に対して資金援助を行う非営利団体Wings for Life 財団をサポートするためのイベントで、今年は全世界で男女130,732人(日本は1,630人)が参加。参加料は約660万ユーロ(約8億6百万円)となり、全額(税引後)と同額がWings for Life 財団に寄付されます。

 

昨年、女子の世界チャンピオン(渡邊裕子さん、広島県出身)が誕生した高島の会場には、イギリス、スロベニア、スロバキア、オーストラリア、UAE、そして台湾それぞれの昨年優勝者が参加し、前回以上に白熱する大会となりました。世界13万人参加者中、レースの序盤ではに日本人の男女ともに1位の状態が続くなど、大きな健闘も果たしました。

男子は風見尚さんが途中まで首位でしたが、それを中島弘貴さんが54km地点で追い抜きます。

女子は序盤に抜け出した吉田香織さんを渡邊裕子さんが追う形でしたが、レース開始3時間55分後に渡邊さんが昨年より40m長い56.37km地点でキャッチャーカーに追いつかれ、吉田さんの日本女子首位が確定。2015年11月開催のさいたま国際マラソンで自己記録を更新し、日本人トップの2位でゴールしている吉田さんは、他国の女子選手が次々レースを終えて世界一が確定した後も18分間走り続けました。普段はニコニコしながら走る吉田さんですが、最後は時折声をあげながら走り、普段見せない辛そうな表情を見せましたがキャッチャーカーに気づくとラストスパートをかけ、最終的に65.78kmを4時間22分で走破しました。そんな吉田さんでしたがレースを終えると座り込むことも無く、明るい表情で「私はマラソン選手なので常に世界を相手に戦っています。今回世界でトップになれたことが、今後に繋がるのですごくいいことです。世界の皆を相手に戦うことが出来たことがすごく楽しかったですし、優勝できて本当にうれしいです。」とコメントしました。

 

吉田さんがキャッチャーカーに追いつかれた段階で、世界ではまだ20 名の男子がレースを 続けていました。その中の一人、中島弘貴さんは4 時間49 分で74.51km を走り、見事世界5 位になりました。レース後中島さんは「夢みたいです。目指していたので、最高の 結果になって本当に良かったです。友人や昨年の出場者から面白い大会があると聞いてい て今回出場しました。昨年の日本記録を見て優勝できるかもと思ったので、正直優勝狙っ ていました。自分のペースで走るように心がけ、トップになってからは楽しく走れました。 途中世界でトップと知らされたときは興奮しました。目標が70km だったので、プラス4.5km 行けたので大満足です」とコメントしています。

そして、男子全体では88.44km を走ったイタリアのGiorgio Calcaterra さんが世界チャンピオンに輝きました。 

 

 

 

日本チャンピオン男子

中島弘貴(なかじまひろき)さん

1989 年7 月24 日生まれ(26 歳)兵庫県出身、大阪市在住、会社員

走行距離:74.51km

 

日本チャンピオン女子

吉田香織(よしだかおり)さん

1981 年8 月4 日生まれ(34 歳)埼玉県出身、東京都在住長距離ランナー

走行距離:65.71km

 

世界チャンピオン 男子

Giorgio Calcaterra(イタリア)
走行距離:88.44km

 

世界チャンピオン女子

吉田香織さん

 

優勝賞品: 世界チャンピオン 世界レベルのコーチによる
トレーニングキャンプにご招待(1 ヵ月)
日本チャンピオン 翌年の希望開催地にご招待

 

好天に恵まれた今年の大会には、昨年に引き続き滋賀県知事の三日月大造氏と高島市長の福井正明氏も参加しました。オープニングイベントで福井市長は「今年も全国各地から、また海外から多数ご参加頂き、ありがとうございます。歓迎と感謝の意を込めて、私も走ります」と語ると、三日月知事は「走れない人たちの為に世界と一緒に走る。これに共鳴、賛同し、私も一緒に走ります。琵琶湖、山々などの自然を感じながら、皆さんキャッチャーカーに追い抜かれるまで一生懸命に走りましょう」と語り、場を盛り上げました。