2022年は470万ユーロ(約6億4,757万円)が集まりました!

皆さんは世界との一体感を得られたでしょうか? 5月8日、世界がひとつとなり、大きな目的のために走りました。そして、本当に素晴らしい1日になりました! 世界165カ国192の国籍を持つ161,892が9回目のWings for Life World Runに参加してくださったおかげで、脊髄損傷の治療法発見のために470万ユーロ(約64,757万円)が集まりました。

Wings for Lifeのアニタ・ゲルハーターCEOは次のように感謝の気持ちを述べています。

「多くの人が集まれば、素晴らしいことが実現します。こんなにも多くの人が私たちの目標のために走ってくれたことに心の底から感謝します。これまでも私たちは脊髄損傷の治療法発見に向けて大きく前進することができていましたが、本日参加してくださった皆さんのおかげで、私たちとともに旅をする優秀な科学者の皆さんへの資金援助を続けられます」

当日はインスピレーションに満ちた瞬間もいくつか生み出されました。脊髄損傷を抱える参加者たちが、Wings for Lifeが支援する研究のポテンシャルを示したのです。Wings for Lifeによって支援されている将来性のある研究プロジェクトのひとつ、スイスで行われている臨床研究 “Stimulation Movement OvergroundSTIMO により、まひを抱える男性2人(スイス出身のダビド・ムゼーさんとイタリア出身のミケル・ロカッティさんが、【Wings for Life World Run 2022】に参加して、車いすを使わずに自力で歩くことができました。

Wings for Lifeが支援する研究プロジェクトのもうひとつの好例が、米国で行われている臨床研究 “RESET” です。こちらは、脊髄損傷を長年抱えている人たちの損傷した神経の再生・再接続を目標にしています。

そして、Wings for Life World Runは世界同時スタートですので、各地の天候も注目ポイントのひとつになりますが、今年のコンディションは例年以上に多様でした。オフィシャルレレース天気予報サービスUBIMETによると、最高気温はインド・ジャイプルの42℃、最低気温はアイスランド・ヌースアクのマイナス8℃でした。世界最大級のランイベントの魅力は、ランナーがどこを走っていても、どんな目標を設定していても構わないところです。今年も全参加者が大きくて大きくて特別なことの一部になることができました。

レースとしてのWings for Life World Run 2022は実にスリリングでした。女子は米国・サンタモニカからアプリランで参加していたニナ・ザリナさんが56.00kmを走り、女子部門史上最多の4連覇を達成しました。一方、男子は大接戦になりましたが、英国人トレイルランナーのトム・エバンスさんを含む世界各地のトップランナーたちを振り切って、日本の福田穣さんが64.43kmを走って初優勝を記録しました。

最終的に、2022年の全参加者の総歩数は1,906,835,304、ランナー1人あたりの平均走行距離は11.9kmとなりました!

さて、来年の【Wings for Life World Run 2023】はスペシャルなイベントになります。202357、「走れない人たちのために走る」イベントは10周年を迎えるからです。参加登録はすでに受付中です。すでに多くの人がラン終了後すぐにこの記念碑的イベントへの参加登録を済ませていますので、是非ご参加ください。

2022年5月8日はどこから参加しましたか? 皆さんのストーリーをWings for Life World RunのInstagramTwitterFacebookに投稿して教えてください。

全参加者の結果と2023年の参加登録方法は、www.wingsforlifeworldrun.comから確認できます。