「雪が紙吹雪のようでした」— ダビド・ムゼーさんとWings for Life World Run

[Translate to Japanese:] Colin Jackson seen at the Letzigrund stadium in Switzerland on August 27, 2019

スイス人ダビド・ムゼーさんは世界中の人々に勇気を与えています。2010年、ダビドさんは器械体操の事故で負った脊髄損傷でまひ状態になりましたが、画期的な臨床試験により、自分の足でWings for Life World Run 2019のスタートラインから390m先まで歩けるようになるまで回復しました。スイスでスポーツ教師を務めるかたわら、新たにWings for Life World Runアンバサダーに就任したダビドさんは、引き続き世界中の人々に刺激を与えています。脊髄損傷治療研究への資金援助を目的とするWings for Life World Runへの思いをダビドさんが語ってくれました。

20195月、あなたはWings for Life World Runのスタートラインを自分の足で越え、10万人を超えるチャリティーランイベントの参加者と数多くのライブストリーミング視聴者を感動させました。あの日は何に一番感動しましたか?

すべてがとても良い思い出ですが、特に感動したことは2つあります。まず、私の横を走っていく人々が手を叩いて声援を送ってくれたことに本当に驚くと同時に彼らから元気をもらいました。そのような空間に参加できているだけで嬉しかったので、ずっと笑顔でした。もうひとつは、それまで歩けなかった距離を歩けたことです。屋外だったので感動はひとしおでした。フィニッシュした瞬間は、雪が祝福の紙吹雪のように感じられました!

Wings for Life Worldアンバサダーとして、これからどのような活動を行なっていく予定ですか?

新しい人に会い、新しい場所へ向かいながら、このイベントの認知を広めていく予定です。科学は日々進歩していますが、まだ先は長いですし、自分がインスピレーションになれればと思っています。

Wings for Life World Run 2020はどの開催地から参加する予定ですか?

クロアチアのザダルです。クロアチアには1日だけ滞在した経験があるので、再訪をとても楽しみにしています。Wings for Life World Runのクールな特長のひとつは、様々な参加方法です。会場開催のフラッグシップ・ランはもちろん、アプリ・ランなら世界のどこからでも参加できます。

Wings for Life World Runの魅力を3つ挙げるとしたら、何になるでしょうか?

ひとつは連帯感ですね。Wings for Life World Runは本当に多くの人と一緒に参加するイベントです。次は個人レベルの挑戦です。参加者全員がそれぞれのベストを尽くして前進する姿を是非見たいですね。Wings for Life World Runはキャッチャーカーに追いかけられながら走りますので、ひとりひとり異なる目標を設定できます。私は長距離を走れないので通常のランイベントには参加できませんが、Wings for Life World Runは違います。自分のペースで自分の距離を走れます。そして最後は楽しさです。Wings for Life World Runは本当に楽しく、全員が盛り上がっています。私はスポーツが大好きですし、大きな目標のために寄付をすると同時にこクールなイベントに参加できるというのは本当に素晴らしいですね。

最後になりますが、未来への希望をお聞かせください。

個人的な希望は、これからもたくさんの素晴らしい人々に囲まれていたいということです。もうひとつの希望はありふれたものですが、ほんの少しずつでも構わないのでみんなでより良い世界にしていきましょうということです。ひとりひとりの行動がとても重要です。

Wings for Life World Runなら、参加者全員がそれぞれ違いを生み出すことができます。なぜなら、参加費と寄付金の全額が脊髄損傷の治療研究に送られるからです。今すぐ登録しましょう